2015年5月9日土曜日

イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密

2015/5/5
TOHOシネマズ日劇
スクリーン2 P-20 19:55

大画面で観る映画はやっぱり格別だ。

チューリングマシンで有名なアラン・チューリング。彼が、ドイツ軍の暗号、エニグマを解読して第2次世界大戦を勝利に導いた一連の出来事を描いた作品だ。
イギリス政府は、アラン・チューリングの貢献について、50年間も隠し通してきた。彼が何をやったのか、この映画を観ることで非常に良く分かると思う。

同性愛者だったために刑に処されたことや自殺したことは知ってたけど、2013年にエリザベス女王により恩赦が与えられていたことは知らなかった。勉強になった。
数学科卒としては恥ずかしい限りだ。

なんでも、2009年には当時のブラウン首相が、第2次世界大戦後のチューリングに対する扱いに対して、正式に謝罪したとか。

作中、効果的に繰り返される言葉がある。

「想像もできないような人物が、想像もできないようなことを成し遂げる」

そのとおりだと思う。

コンピュータのパイオニアとしてだけではなく、戦争を終結させた英雄としても、チューリングが有名になったら、嬉しい限りだ。

生きていれば今年で103歳。コンピュータが欠かせないものになった世界を見て、どんなふうに感じるだろうと、そんなことを考えた。

名探偵コナン 業火の向日葵(ひまわり)

2015/5/4
TOHOシネマズ新宿
スクリーン5 H-14 21:35

最近オープンしたばかりのTOHOシネマズ新宿。
土地柄なのか、オープンから1ヶ月も経ってないのに、すでにトイレが多少汚かった。
トイレだから仕方がない・・・とも思えるけれど、オープンから日が経ってないのに、少しなぁ・・・

あの映画館は、誘われたり、時間的な制約以外の理由ではもう行かないかもしれない。

ということで、本題。

今年のコナンは、過激な怪盗キッドが登場。

鈴木相談役が、オークションで、幻の、7枚目のゴッホの向日葵を3億ドルという高値で落札するところからストーリーは始まる。

日本に憧れた向日葵展を開催すると鈴木次郎吉が宣言すると、それを邪魔するかのようにキッドが登場。さらに、工藤新一も?
向日葵を運搬中の飛行機を墜落させようとしたりして、今回のキッドは一味違う。今までは決して人命を狙ったりなどしなかったのに、今回はどうした?

という疑いを、中森警部もコナンも抱き始める。

そんな中、損保ジャパン日本興亜美術館では、向日葵の前で毎日佇むお婆さんが登場。
キーパーソンなんだろうけど、一体何者?
と、映画を観ている人々は思うはず。

そして、キッドは、とうとう火炎発火装置付きのプレゼントまで仕掛けてくる。

開催が危ぶまれる日本に憧れた向日葵展だが、鈴木次郎吉が事件をもみ消したために、予定通り開催される運びに・・・

展覧会会場で、いよいよ・・・


と、そんなこんなで、キッドのキャラクターが色濃く反映された作品に仕上がってた。
原作は、無駄な部分がたくさんありすぎて、冗長だけど、映画単体で見ると、コナンは非常に面白い作品だと思う。
今回はキッドの手下(相棒?)、じいちゃんも登場している。
楽しい映画だった。