2015/5/5
TOHOシネマズ日劇
スクリーン2 P-20 19:55
大画面で観る映画はやっぱり格別だ。
チューリングマシンで有名なアラン・チューリング。彼が、ドイツ軍の暗号、エニグマを解読して第2次世界大戦を勝利に導いた一連の出来事を描いた作品だ。
イギリス政府は、アラン・チューリングの貢献について、50年間も隠し通してきた。彼が何をやったのか、この映画を観ることで非常に良く分かると思う。
同性愛者だったために刑に処されたことや自殺したことは知ってたけど、2013年にエリザベス女王により恩赦が与えられていたことは知らなかった。勉強になった。
数学科卒としては恥ずかしい限りだ。
なんでも、2009年には当時のブラウン首相が、第2次世界大戦後のチューリングに対する扱いに対して、正式に謝罪したとか。
作中、効果的に繰り返される言葉がある。
「想像もできないような人物が、想像もできないようなことを成し遂げる」
そのとおりだと思う。
コンピュータのパイオニアとしてだけではなく、戦争を終結させた英雄としても、チューリングが有名になったら、嬉しい限りだ。
生きていれば今年で103歳。コンピュータが欠かせないものになった世界を見て、どんなふうに感じるだろうと、そんなことを考えた。
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